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エロスのお作法〜嘘で出来た女〜

その女は「選ばれ」たくて努力をした。

今までの全てを脱ぎ捨てて一から自分を作り上げた。今は嘘でもいつか本当になります様にと願った。


欲が止まらず仕事を辞め最良を求めた。前職の介護は20年以上じいちゃんばあちゃんと生活をし、そのお友達とお茶飲み友達だった私にとっては天職だった。でもどうしても受け入れ難かったのがお給料面。初めて節約と言うものをし、美容室や買いたい洋服なんかを我慢した。色気も男っ気も無くなりアポ取りと言ったら男じゃなくてご利用者様。これでいいのだ。と思う反面何真面目に働いてるの?とあけstyleは呟く。
どうしたら収入と時間を確保出来るのか。考えた。あけstyleに従いあっさり介護職から離れ「自分」に戻る決断をした。

さあ、これから始まった自分革命!革命と言ってもまずはあけに戻る作業に専念した。化粧道具を全て捨て一から買い直した。服を買い揃え古い服を順に捨てていった。徐々に夜遊びも増え色んな人に出会い、話を聞いた。女扱いされる事がご無沙汰に感じた。
ここから嘘を重ね分厚くなっていく。理想の自分を作ろう。自分が良くても貴方が嫌うのならばそれらを直す努力をした。今でも進行中である。

誰も私の事なんて知らない。知りたくもないでしょうね。
隠してるくせにもう隠すものはない!と開き直る。

この生活がいつまで続くのだろう。いつまで上手く続けられるのかな?考えても答えなんて求めずさまようだけ。
ドラマや小説にもエグくて出来ない様な男女の愛憎劇がきっと溢れている。その沢山ある物語の中の主人公だと思うと、不思議と悪い気はしない。何を想い生きるのか。もう既に自分の為に生きるとか、どうなりたいとか無くなってしまった。もともと結婚したいとか子供が欲しいとかその辺の意識は薄く、かと言って仕事バリバリしたいです!って感じでもない。このまま歳を重ね私には何が残るの?今の所残念だが何も残らない。仕事も愛する人も何もかも無に等しく気付いたら一人だろう。
今私は何の為に外見を磨いているのだろうか。

きっと私が演じているものは安手のドラマにしか過ぎないけれども本人は真面目に主演をはっている。この嘘は自身の手で真実に変えられるのか。








 

キュレーター紹介

ake

イメージコンサルタント、ベリーダンサー、モデル、変態の四足のわらじを器用に履きこなします。どうして私が『見た目』にこだわり『美の追求』をし、『素敵に歳を重ねる』事に趣を置くのか。そしてSMとの出会い、緊縛が私に与えてくれたもの。 考え事と妄想の交差点。読書をして恋をし、電車に乗っても恋をする。恋多き女とは私の事ね。

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