女の子は電気を消したがる。男の子は電気を付けたがる。

皆さんこんにちは、Dr.Yです。
今回は、SMの定番の目隠しについて、医学的なお話をしようと思います。

ソフトSMを始めようとしたとき、誰もが一度は使用していると思うんです。
目隠し。
誰が使っても、そこそこ盛り上がる。
けれども、生理学に則って使うとパートナーを更なる高みへ導くことができます。

目隠しプレイの醍醐味は大別して二つになります。
１、目隠しをしている最中のプレイ。
２、目隠しを外す瞬間。

１に関してはみなさん、体感的にご存知かと思いますが、
２はどうでしょうか。
目隠しを外す瞬間について熟慮したことがある方はいらっしゃいますか。

イメージしてください。
真っ暗闇から、明るい場所へ出たとき。
うわ、眩しい。
同時にふらっとする筈です。

この時、皆さんの瞳孔は縮瞳します。
縮瞳とは瞳孔が縮むことを意味します。
これは副交感神経反射の一つです。
前回の記事では頸動脈洞圧迫法により副交感神経反射を起こしました。
端的に、双方ともトランスへ導入するステップだと思っていただいて構いません。
詳細の仕組みは難解なので省略しますが、
興味のある勤勉紳士のみなさんは【対光反射のしくみ】と調べてみましょう。

この反射の強度を上げることはプレイにおいてとても重要です。
ではどうやって？

簡単な話です。光量を増やすんです。
ペンライトなどを使うのは最も簡便な手法の一つかと思います。
しかし、お部屋の照明でも十分反射は発生します。

つまり、天井の照明に目が向くように頭を後屈させながら目隠しを外せばいい。
ぜひお試しあれ。賢い方は前回の記事の手法と組み合わせることも容易な筈です。
のうがとろける。

順序は逆転しましたが、
１、目隠しをしている最中のプレイ。
についても考察してみましょう。

表題に致しましたが、
男性は性行為に及ぶとき、電気を付けたがります。
女性は消したがる。

これは何故でしょうか。
男性は視覚優位で、女性は聴覚優位と言われています。諸説あります。

何故男性陣が性交中に電気を付けたがるのか、
僕達男の子、見えないと興奮しないんです。
女性の方々、長年の疑問がやっと解決しましたね。
やったね。

女性は逆。
加えて、目隠しをすることで完全な遮断になるため、
足りない視覚情報を補うために聴覚野が活性化します。
だから音で興奮するんです。

緊縛されているときの、麻縄の軋む音。
自分自身の吐息。

そんな淫靡な音が、さらにあなたを掻き立てます。
まさに変態の福音です。

そしてアイマスクを使うより、手ぬぐい等を使うことを推奨致します。
理由は圧迫。
眼球は軽く圧迫することで、
【アシュネル反射】
という三叉神経と迷走神経を介する反射が起こります。
これにより、頸動脈圧迫のような効果が得られます。

ただし、
眼球は強く圧迫するのはちょー危険です。
網膜剥離のリスクがあります。
なので間違っても目を麻縄で縛るなんてことはしないでください。
たまにそういうAVありますけどね。危険です。

というわけでまとめ。
１、手ぬぐいを使って軽く目を縛ってあげよう。
２、音で女性の脳みそを溶かす、そんなつもりで。
３、自分自身の出す音を聞かせてあげよう。
４、外す瞬間がクライマックス。頭部を後屈させよう。

次回は心理学的な内容に踏み込んでみようかなと思っております。
ご質問等ありましたらツイッターにてDMくださいまし。
ふぉろーみー@magicrusaders