その他

甘い 甘い 痛いこと


しっかりした梁から少し弛んだ縄は
私の首を巻きつけている。
髪を撫で 掴み 喉奥を突く。
自由な両手は彼の太ももにしがみつき
苦しさのあまり涙目で見上げ …咳き込む

(なぜ?)

彼の上で絶頂に達し倒れこむ私
首だけで頭を支える私を 縄を掴んで起こし
お尻を叩く。 
優しく撫でては 叩く。

(また 欲しくなる?)

日毎 強くなっていった鞭で
敏感になったその皮膚に蝋燭が流される。
喘ぎごえは悲鳴に変わる。

繋がれていた縄はほどかれているのに逃げられない
逃げる気がおきない
とどまりたい。

まだ   もっと   深く感じたい
    (痛みが愛しさと結ばれていく?)


S/M   加虐/被虐    男/女    

なぜ  痛みの残す痕が
こんなにも愛しさの余韻となるのでしょうか?

痛くないか?と聞かれたら 痛いのです
なのに また    欲しくなる。

SMにあなたは何をみていますか?
何を みいだしますか?
行為のみ愉しみますか?

SMは向き合わなければできません
身体の奥で見つめ合い、
愛(め)で合う行為なのかもしれない

気がつけば
痛みが愛しさと結ばれ快楽に変わっていた
いつの間にか  求めるようになっていた


※首への縄は 少しの加減で受け手によっては苦しさと恐怖を過剰に与えてしまい
呼吸困難や心を深く傷つけてしまう場合があります。お避けください。
                                    黒蜜体験談より

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