その他

脳逝き ①

‪『快感には心は入る隙がなく、意思すら 奴隷のようで‬
‪毛細血管がまるで準主役のようにオーガズムの波を後から伝えてくる』

‪上記は夫とのセックス後‬
‪新たな快楽に足を踏み入れた自分の躰を理解しようと
整理するために取り始めた記録の1頁。

‪直後は まだ何が自分の中で起こっているのか理解できなかった。‬
‪ただ 一日中 縄が欲しくて不安だった‬

‪彼の声  彼の縄  緊縛の写真  SMの写真‬
‪そういった類のモノが聴覚 視覚に入ると
いきなりオーガズムに達してしまう‬
‪予告無く、どこでもいつでも。‬

オーガズムに浸る余裕なく
その後の波は苦しみと悲しさ哀れさの感情を
引き連れて また襲ってくる。‬
‪まるで真っ黒な冬の海に落とされる底知れぬ
快楽だった。‬

‪彼には言えなかった。‬
‪怖くて おかしくなってしまった私をみせられず
「縛ってほしい 、縄がほしい 」口を開けば
そんなことばかり言って
随分 困らせていただろうと思う。‬

‪不安だった  …何を?なのか分からない‬
‪縄を失うことなのか‬
‪彼を失うことなのか‬
‪自分を見失うことなのか‬
‪ただ 不安だった。‬

‪このままでは 彼と会えない。‬
‪そう 思った。‬

‪その後 必死で調べた‬
‪自分の躰と向き合いながら‬
‪行き着いた答えは… 脳逝き‬
‪そして…PTSD‬

‪脳逝きは昔からごく自然にあっただろうと思う。
縄酔いや縄で逝く感覚を体験した方なら分かると思う‬
‪(脳逝きは もっとくっきりはっきりしている)‬

‪性器で逝く感覚とは また違う。‬

‪映像や言葉などをきっかけに頭の中に妄想が始まると
脳が自慰行為の為に指に司令をだし 満足いくまで
酔いしれる   ‬…これが通常の自慰行為。

‪脳逝きは 視覚、聴覚に特定なスイッチを作り
脳が認識し司令を出すという部分が無く
一気にゴールである〝酔いしれる〟に持っていく。‬

主観ではありますが、‬
‪視覚がスイッチとなり子宮が一気に疼き動き
快楽の波を脳に伝え脳が受け取り完成され
〝酔いしれる〟
‪通常の逆再生のようで そこには司令する脳は
存在しませんし、性器に触れたいとすら思わない
通常の自慰行為とは 全く 別物。

‪ただ ‬
‪私の場合は 行き過ぎたのだ。‬
‪愉しめる …その状態ではなかった。‬

‪なのに   …悪戯に貪っていた‬  
止められなかった‬
止め方が分からなかったから‬
‪…でも‬
‪今までにない快楽のその上の快楽は‬
‪とてつもなく 気持ち良かった  ‬

哀れにも 刻まれた快楽‬。




文中には不快な思いをさせぬよう気をつけておりますが このページは私(黒蜜)のその時々感じたものや思いを飾らず書いておりますので 行き過ぎた表現がありましたらお許しください。そして、脳逝きは決して怖いものでも悪いものでもありません。黒蜜の体験としてあげさせていただきました。ただ 脳逝きは女性と男性では少し異なるようですが やはり心理的要素が大変加わるようで操法など注意点はあるようです、悪戯に貪ってはいけないの〝かも〟しれない。                   素敵で濃厚な快楽を愉しみましょうね 黒蜜でした。
 

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