瘋癲ノ喜多サン

一年を振り返りまして

2017年ももう数時間で終わります。縛り屋などという稼業が成り立つのかわからないまま2年目が過ぎて行きました。そして現在ではありがたいことに、私と惠は人並みの生活を送ることが出来てます。名古屋と東京にスタジオを持ち、緊縛というアンダーグランドなジャンルのなかでセラピー、教室、道場、撮影会といろいろこなしたくさんの方に喜んでいただけたのではないかと思います。



一年で2回も地上波のテレビに取り上げてもらえました。(一本は収録済ですがまだ放送はさせれいません)ありがたいですね、私たちの活動に興味を持っていただける方が結構いらっしゃるということでしょう。緊縛がカジュアルにお手軽になってきているのでしょうか、毎週新しい生徒さんが数人入ってこられます。ほとんどがエロ目的ですが(笑)エロ目的でも全くかまいません、ただし正しい縛り方を真剣に学んで欲しいのです。2、3ヶ月でいっぱしの縄師気取りになられる方が多いのですが、いやいや緊縛は危険なものです。縛り手は傷つき怪我をすることはありませんが、手足を縛られる受け手さんは常に危険に晒されているのです。その辺りをしっかり理解して欲しいですね。今後の課題として縛り手の意識をどう向上してさせて行くかということです。そんななかでも、嬉しいことにこんな生徒の方もいらっしゃます、40代後半の男性の方で「先生にいつも女性に優しくしなさいと体の使い方手の差し伸べ方や精神論などを口うるさく指導されているおかげで最近カミさんに優しく接しられているような気がするんですよ、本当今までの私は、優しくなかったと気がつきました」なんと素晴らしいことでしょうか、とても嬉しく思います。他にも、男らしくなって発言も自信有り気になった人、身のこなし、姿が美しくかっこよくなった人、女性に触れることに恐怖を持っていたのにしっかり抱擁できるようになった人、みんな不器用で一見するとドンくさい人たちばかりですが、私の指導を真摯に受け止めて少しずつですが吸収してだんだんいい男になってきているのです。



セラピーのお客さまも増えて、遠方からもおいで下さいます。女子大生がアルバイトのお金を貯めて縛られにきたり、キャリアウーマンの方が仕事の疲れを癒しに定期的に縛られにきたりします。なかには、ストレス性の難聴になっていろんな病院に通院したのですが一向によくならなかったのが、初めて縛られて一発で治ったととても喜んでいただけました。鬱が軽減された方、不眠が解消されてた方、イライラがなくなった方、リストカットがやめられた方、ヘルニアが治った方など明確な因果関係はわかりませんがいろいろな症状が改善されたようです。いろいろな方とお話をしながらいろんな可能性を広げて縛りをしています。男性もおいでになられます。M男さん、ゲイの方、女装男子、ただ縛られたいとういうノーマルの男性も増えてきてます。変態をカミングアウト出来て喜ばれる方、女王様の縛りやシバきでは物足らなくなって、私にギンギンギチギチにシバかれてもんどりうって悶絶して無になる方、女装した姿に綺麗に縛りを入れて撮影した写真をSNSにアップして人気者になっている方、縛り屋はいろんな方いろんな性癖の変態の方々に喜んでいただけました。来年はもっともっと幅広い変態の方もちろんノーマルの方に喜多の縛りで幸せになってもらいたいと思います。



海外からのお問い合わせや、外国人の生徒さんや外国人のSMマニアの女性、外国人カップルで個人レッスンにこられる方となかな国際色豊かになったのと同時に世界でも徐々に緊縛が広まっている感がひしひしと感じられました。これはやはり、InstagramなどのSNSの効果が大きいような気がします。私の縛りは縄目が美しく染縄を使っているので、インスタ映えがいいのでしょう。凍結をされてしまいましたが一時はフォロワーが1万人いました、そのうちの8割程度が外国の人でした。東京オリンピックもありますしこれからもどんどん外国人の方が増えるのではないのでしょうか



あわただしく過ぎていった一年でしたが、とてもエキサイティングで充実して楽しかったです。これもひとえに皆さまのおかげだと思っています。会社を潰し縛り屋になって二年こんな気分で正月が迎えられるとは思ってもみませんでした。感謝はより強いエネルギーで皆さに還元させていただきます。来年もよろしくお願いいたします。より飛躍する年として新たなる緊縛の可能性を探り皆さまと共に縛道を邁進して行きたいと思います。またいろいろ勉強させて下さい。良いお年をお迎え下さいませ。        

2017年 大晦日         喜多征一

キュレーター紹介

独自に染め上げた色鮮やかな染め縄を使った緊縛が特徴。自身も緊縛師として全国で活動する傍ら、日本におけるBDSM(bondage, dominance and submission, sadomasochism)に関する文化や価値観を改めるための活動を精力的に行っている。当Webメディア「SMLuxury(エスエムラグジュアリー)」では、編集長としてBDSMに関する情報発信を行う。

会員登録をすると
コメントを投稿する事ができます

ログインする 会員登録

コメント

この記事に対するコメントはまだありません