瘋癲ノ喜多サン

女のなかに潜むマゾヒズム

先天性マゾヒズムと本来女性が兼ね備えたマゾヒズムを分けてマゾヒズムについて語らなければならない。先天性マゾヒズムは生まれ持った被虐性快楽嗜好で世間では変態と呼ばれる代物だ。
それとはまるで違う女性にあらかじめ刻み込まれたM性というものがある。生まれて初めての性交、そう処女喪失の時は、個人差はあるものも激痛が走る。しかし、慣れることによって快楽へと転化されてゆきもうその快楽なしでは人生から色彩が失せてしまうかのようにも思えるようになる。これはまさにマゾヒズムに置ける快楽の昇華なのだ。痛みを耐えることによって大きな快楽を生み出す。
そして、そこに男(サディスト、マスター)との間に恋愛感情を越えた主従関係のような絆が生まれると、「あなたの為ならここまで耐えられます」という愛の証しを差し出しこれが快楽とエロスにひも付きこの関係性のない人生などなんの意味もないと思うのが後天性のマゾヒズムなのである。全ての女性が持ち合わせているM性なのである。



 

キュレーター紹介

逝かせ縄という妙技を操り、多くの女性を快楽の果てと誘う。東京と名古屋に道場を持ち、日本古来の文化である美しい緊縛を多くの生徒に伝承している。美しくなければ緊縛ではない美しい緊縛は気持ちがいい、それは肉体と精神と性が解放されることだ。

会員登録をすると
コメントを投稿する事ができます

ログインする 会員登録

コメント

この記事に対するコメントはまだありません