瘋癲ノ喜多サン

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。



この仕事を始めて3回目の正月、家族とのんびり過ごせてありがたいばかりです。縛り屋などという仕事をしていますと、さぞかし乱れた生活をしているかとお思いでしょうが、一般の方より健全な生活をしておりまして、酒も呑まず元旦から、二人の子どもと、私の父親とで近所の小さな神社に初詣に出かけ、その後にはご先祖さまの墓参りをして、施設におります、母親に新年のあいさつに出かけ、家族だんらんの楽しい元旦を過ごしたのでした。



明日東京に移動して、縄始めです。そして通常通りの生活が始まるのです。今年はどんな出会いがあるのでしょうか、年々関わる人が増えてきまして、楽しい毎日を過ごせるので嬉しくてありません。平成とともに起業をして、柄にもなく社長業などをしまして、それでも色々な人の支えで25年も会社を続けることができました。しかし、振り返ると金、地位、名声の亡者となり、とてもストレスフルな時間を過ごしてきたのです。それなりに欲しいものは手に入れたのですが、大切なものをたくさん無くしたのでした。暮れも正月も仕事、現実から逃避をするかのように毎晩のように深酒をして二日酔いで頭がまわらず正確な判断もできずに事業拡大、そして倒産。成り上がりの馬鹿社長の典型ですね。平成の世より少しばかり早く終わりをむかえたわけです。



平成には、いい勉強をさせてもらいました。自信過剰で自己顕示欲の強いわがままな男はこてんぱんに打ちのめされてのです。そのおかげで今では、お金などは、その日が暮せるほどあればよろしい、地位などを意識するのであればこの職業を選ばず、名声においてもしかり。職業も本名も出身地も知らず、たとえ知ったところで興味も持つことのない人たちと心の距離の近いつきあいをして、お上手やきれいごとのない真の人間関係築くことが楽しくて仕方がないのです。



ただ、緊縛のイメージを変えるために、色々なもは発信をして行きたいのです。自分の染め縄で自分でモデル縛り、それを自分で撮影した緊縛写真(写真はまだまだ勉強中ですが)精神と精神のせめぎあいの緊縛ライブ、そしてその動画。その全てが、究極の日本発祥のアートとして世界中の人に体感してもらいたいのです。もちろん、直接縛りを教えることや縛ること、これは私の縛りの真髄ですので、可能な限り自分の手で伝えて行きたです。私に残されて時間はそんなに長くはありません、死するまですべてのエネルギーここに注ぎこみましょう。酒もやめました、無駄な時間やエネルギーを消費することもなく、ストイックに命の限り、喜多の緊縛哲学、思想の下に緊縛アートを作り上げて行くのです。今年もいろいろなことに緊縛アートの可能性を見出し、挑戦して行きたいと思います。楽しみにしていて下さい。そして一度、生で私の縛りを体感して下さい、きっと人生観が変わります。2019年新しい元号の下、より一層心身ともにひきしめて飛躍させて行きたいと思います。応援ほどよろしくお願いいたします。


喜多征一

キュレーター紹介

独自に染め上げた色鮮やかな染め縄を使った緊縛が特徴。自身も緊縛師として全国で活動する傍ら、日本におけるBDSM(bondage, dominance and submission, sadomasochism)に関する文化や価値観を改めるための活動を精力的に行っている。当Webメディア「SMLuxury(エスエムラグジュアリー)」では、編集長としてBDSMに関する情報発信を行う。

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