瘋癲ノ喜多サン

死のサマ

歳のせいか
このところ
ちょくちょく
死にざまを思い浮かべる
このまま
ベッドで静かに冷たくなる、のたうち回って硬くなる
手の施しようのないガンが蔓延りモルヒネ中毒になる
暴漢に襲われこれでもかと言わんばかりに殴り殺される
ホームから突き落とされ列車の車輪に肉骨臓物が粉砕される 
もしくは ポイ捨てした女に蜂の巣ばりに刺されまくる
楽しく談笑をしてるところ
こめかみを打ち抜かれ目玉が飛び出る

どんな死に方でもいい
生と死の狭間で
なにを感じ
なにを思うか
涙するのか
命乞いをするのか
意識が飛ぶ瞬間
まだ生きたいと
勃起するのか

キュレーター紹介

逝かせ縄という妙技を操り、多くの女性を快楽の果てと誘う。東京と名古屋に道場を持ち、日本古来の文化である美しい緊縛を多くの生徒に伝承している。美しくなければ緊縛ではない美しい緊縛は気持ちがいい、それは肉体と精神と性が解放されることだ。

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