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エロスのお作法〜困惑する顔〜

ねえ、そんな顔しないで。

ふと見せるあなたの眉が下がった顔。その顔は見たくない、私がそうさせたのにね。それを見ると
私が悪かったと気付く。そして「あのとき」の顔だ。と悲しくなる。あの顔は二度とみたくない、
二度とさせないと誓ったのに繰り返す意志の弱い女。


あのときとは数年前、夏の太陽が高くまぶしかった日、久し振りの再会、たまらなく嬉しくて新しい服を買い揃えた。そして何故かドーナツを買って行った。(今思えば駅ビルに入っていたのだろう)一緒にコーヒーを飲みながらおやつを食べようと。でも、彼の顔を見た瞬間、私は「来てはいけなかった、彼は私になんか会いたくないんだ」直感。その時話を聞いてあげる余裕など無く私がこの場から去るのが一番だと思う程彼の表情はぐちゃぐちゃに枠をはみ出し乱れていた。
(私にはそう見えた)
目の前から消える事が最優先でドキドキワクワク楽しみにしていた自分が恥ずかしくて彼を思いやる事が出来なかった。ゆっくり休んでねなどテキトーに言葉を交わしそそくさと家を後にした。その時玄関で見上げた顔が忘れられない。泣きながら駅に向かい駅のごみ箱にドーナツを投げ付けた。私は大人のフリをして苦しくて吐きそうなのにサラリとLINEを返ししばらく寝込んだ。
結局仕事を休み本当に寝込んでいた。考えていたのはあの表情。私は見てはいけないものを見たと言う気持ちになっていたし、頭から離れず、「私ならばあんな顔絶対させないのに」気持ちが込み上げた。

あれから数年。未だに繰り返す後悔。

自信に満ちた艶々なお顔が好き。


意地悪をいう私。
怒りが漂い更に怒りを被せる私。
嫌味な女、誰もが嫌がる。

みんな我慢して生きているのに私だけ我慢している気になっていた。

みんな頑張って生きているのに私だけ頑張っている気になっていた。

解決はいつもあなたから。私はただ言葉に詰まりぼーーーとするだけ。

好きなのに。

好きだから。

少なくとも次に会う時は笑顔で会いましょう。

うまく出来なくてごめんね。許されるわけもなく蓄積されやがて破裂するのでしょう。












 

キュレーター紹介

ake

イメージコンサルタント、ベリーダンサー、モデル、変態の四足のわらじを器用に履きこなします。どうして私が『見た目』にこだわり『美の追求』をし、『素敵に歳を重ねる』事に趣を置くのか。そしてSMとの出会い、緊縛が私に与えてくれたもの。 考え事と妄想の交差点。読書をして恋をし、電車に乗っても恋をする。恋多き女とは私の事ね。

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