INTERVIEW

なぜakeは喜多征一専属の緊縛モデルなのか 【インタビュー前編】

SMLuxuryに辿り着かれた方の多くが知りたいのは、「緊縛」のことですよね。

私も同じでした。「緊縛」「名古屋」
そう検索してたどり着いたのが喜多道場。

ここで、とにかく目についたのがakeという存在です。

正直 "このような人ばかりのコミュニティだったら私には合わないだろうな" と思っていました。

そんな印象を抱えたまま、初めてお邪魔した緊縛ライブで撮影させていただくことになるのですが、ステージにいたその人は "一方的に消費されている" ようには見えなかったんです。

とはいえ、ライブやビデオでもすべてを曝け出し全裸で出演している様子からは、そう捉えられることもあるのではないか。本人はそれをどう感じているのか。


そんな疑問を確かめたくて、
インタビューを申し込みました。



 

・・・

 

 

ーーライブ以来ですね。こうしてお話しさせていただくのは初めてのことでしたのに、ご快諾いただきありがとうございます。(質問者:Erina)

いえいえ。こちらこそ、よろしくお願いします!(回答者:ake)

ーー早速ですが質問させてください。akeさんは緊縛ライブに出演される際はどのような気持ちになるのでしょうか。

いつも思うのは、包み隠さず曝け出すということです。これは、私が世に伝えたいこと。

だから、なにも身に付けないありのままの私と、喜多先生の掛け合いのような緊縛ライブができたらいいなと思っています。



ーーそれは緊縛ビデオの撮影でも同じなのでしょうか。

そうですね。
まずは作り込まないっていうのが1番大事。

実は私、なにごとにも緊張しないんです。それどころか、ライブのときも緊張しちゃダメだと思っているくらい。一般的にはダメだと思っていてもしてしまうのが、緊張だと思うんですけどね(笑)。

なるべくフラットな状態でいるように努めています。

ーー特徴的ですね。緊縛ライブやビデオに出演されるということは、喜多先生の緊縛を受けて逝くところを大勢に見られることでもありますが、抵抗はなかったのでしょうか。

恥ずかしいといえば、恥ずかしいけど。でもそれを見せないことには、分かってもらえないんじゃないかと思っています。そこが伝えたい部分だからですね。

逝く姿も含めて "こんなふうになっちゃった私" というのを感じとってほしいんです。そのためには、実際に見てもらうのが1番良いと思っています。



でも、秘めるエロスというのもありますよね。例えば、目隠しをしたり、顔を隠していることで醸し出されるエロスもあると思います。それから、衣装が着崩れていく様子もそうですよね。

ただ、私の場合はそうじゃないかなって。
モロ出しの方がパワーが伝わりやすいタイプだと思っているんです。

ーーそれほどakeさんは伝えたいという気持ちが強いのでしょうか。

そう!やっぱり、喜多さんのことを崇拝しているからですね。私は彼を世界に押し上げたい。それも一緒に到達したいと思っているんです。

尊敬するその人の側で、私はいろいろなものを見せてもらっているので、恩返しをしたいという気持ちもあります。

だから、手広くやるよね(笑)。

ーーそうでしたか。実は今回、縛り手の方からもakeさんへの質問を承っております。喜多道場の生徒さんのなかには、縛り手としてのakeさんのことも聞きたいと仰っていた方もいらっしゃるんです。

まじで?やだ♡

ーーきっと、akeさんの乱れたお姿もご存知だからだと思います。「縛られる喜びを知った上で、縛りたいと思うのはどのような気持ちなのか気になる」と。

ちょっと言い方に悩んじゃうんですけど、喜多道場に通われる生徒さんの受け手をしているときに、あまりにも上手ではない方がいらっしゃって、"なんでだろう"と思ったのがきっかけです。

でも、受け手はじーっとしているだけのように見えますよね。だから、生徒さんに指摘をするにしても”やったことねえくせに”って心の声が聞こえてきそうで(笑)。それで、始めました。

ただ、喜多先生は「男性は縛る」「女性は縛られる」という考えをお持ちだと思います。それでも喜多先生の緊縛がすごく良いものであることには違いありません。

だからこそ、喜多征一の緊縛をよく分かっている人が育たなければいけないと思っています。おこがましいかもしれませんが、私はしっかりした縛り手さんを育てたい。そのために、私も喜多先生の元で学んでいます。

縄を受ける感覚と、縛ることの両方を知るようになったことで、生徒さんにとって"こういうことが難しいんだな"と気づくこともあります。ここを織り交ぜながら伝えることができれば、生徒さんにとって少しでも分かりやすい内容をお伝えできるのではないかと考えているんです。

だから、私は誰かを"縛って逝かせたい” "エロいことをしたい" という気持ちはないんですよね(笑)。例えば、「ここでそうされるのは嫌だから、こうした方が良いよ」とか「ここのハーネスはね...」ということを、受け手と縛り手両方の視点から喜多先生の緊縛を観察しているような感覚だと思います。

ただ、先生の縄を覚えて、それを生徒さんに伝えたい。

最終的には、東京の生徒さん、名古屋の生徒さんからどんどん喜多先生の緊縛が広がっていったら良いなと思っています。

それに、生徒さんの将来も見届けたいんです。例え、喜多先生が亡くなってしまったとしても。これが私の生涯の試練かなって(笑)。

ーー深く情熱を傾けられているんですね。そんな大切な生徒の方から「喜多先生の緊縛の良いところと、すごいところはどこですか?」という質問もいただいております。

すごいところは、気持ちいいところですね。

実は私、そもそも縛られたいという願望があったわけではなかったんです。喜多先生とはじめて出会ったときのことは、SMLuxuryにも書いたんですが、きっかけはTwitterでした。あの頃は「緊縛」という言葉も知らなかったくらいなので、当然縛られるということにも興味がありません。ただ、喜多先生が運営されていたTwitterのファンだったんです。

そのアカウントは、SMLuxuryと似ていて小洒落た恋愛の話をつぶやいていました。当時はファンというよりも、恋してましたね。"こんなロマンチックなことを書くのは、どんな人なのかしら"って(笑)。

顔も出ていないのに、その人が発する言葉だけで私は恋をしていたんです。

こうしているうちに、そのアカウントからフォローされるようになりました。そして、喜多征一というアカウントからもなぜかフォローをされて、そこにあった写真を見たら "あら、素敵じゃない" と思ってはいたんですけど、2つのアカウントが同一人物のものだと知らなかったんです(笑)。

当時の私は、フォローされたらフォローするものだと思っていたので、すぐに相互フォローになりました。そこでやっと、「あのアカウントは、ぼくなんですよ」って教えられたんです。

ここから、さらに紆余曲折を経て「一縛して差し上げましょう」ということになります。そうして、私は緊縛を知りました。

で、ハマったっていう(笑)。

ーー興味深いエピソードですが、これは喜多先生から掲載許可が降りるのでしょうか。

実は私もずっと書きたかったことなんです。でも、喜多先生は私以外にもたくさんのファンがいらっしゃいますよね。そういった方から、"なにこいつ" って思われるのが怖くて。

ーーakeさんでもそのようなことを気にされるんですね。

私というよりは、先生への影響が気になりますね。私は女に嫌われるために生まれてきたような女なので(笑)。どこか吹っ切れているかもしれません。

話を戻すと、はじめて喜多先生の縄を受けたときに「緊縛はエロじゃないんだ」とはっきり分かりました。それから、「この人はTwitterだけの世界の人じゃない」ということも。

なんで他の人は分からないのかが分からないくらい、私にははっきり分かったんです。

そのとき、これからのことを全部決めました。喜多先生には「体調が優れなくなったことを理由に仕事を辞めた」とお伝えしたのですが、本当は先生のお手伝いがどうしてもしたかったので仕事を辞めています。

私、好きになったものは飽きるまでやらないと気が済まないんです。

例えば、サーフィンを好きになったとき、翌年には八丈島にいました。そこで、"サーフィンってお金になんねえしな" と思うようになった頃に、ベリーダンスに出会うんです。

このときも「ベリーダンスってとっても良い」「私、ベリーダンスの勉強のためにやっぱり東京に行ってくる」と言い残して上京しました。

そして、喜多先生と出会ったんです。

ここからライブやビデオにも出演するようになって、今こうしてErinaちゃんとお話できているんだよね。

ライブのときって、撮りたいと思って撮ってくれていることが嬉しいの。私の写真を撮りに来てくれるおじさまは、大抵エロ目線だと思うのね。でも、それはそれで別に良いんだよ。

私と喜多先生の緊縛を受け入れて、それを撮りたいと思ってくれることが嬉しいんです。

だから、単体で桜の木の下でポーズをとったとしても意味がない。喜多先生の緊縛が合わさるから撮りたいと思ってもらえるだけなんです。私1人では成り立ちません、みんながいないと。これは、喜多道場全体に通じることです。

例えば、東京の日曜道場では緊縛を習うのではなくて、お話をするために来られる方もいらっしゃるんです。もちろん、鑑賞や撮影のために来られる方もいらっしゃいます。

それぞれの楽しみ方があって当然だと思うんです。みんながいることで喜多道場は成り立っていますから。

ーーそうお考えになるのは、まずは喜多先生の緊縛を見てほしいという想いからでしょうか。

そうですね。私はSNSだけで見ることもいいと思っています。ただ、知らない方には塩対応です。例えば、リプを返したり反応したりする相手は、知っている方だけにしています。なぜなら、Twitterは無料コンテンツだからです。

私は「本当のファンなら絶対にお金を使ってくれる」と思っているんです。それが応援だと捉えています。例えば、Twitter上で「応援しています」と言われても、「応援じゃないくてただの傍観者だから」と思っているぐらいです。

だからこそ、Twitterで知ってライブに来てくれたり、ビデオを買ってくれるのはめっちゃ嬉しい!

もちろん、それは私が魅力的じゃないと話にならないんだけどね(笑)。

これはベリーダンスも同じですが、技術としての上手い下手を越えた「伝える」っていう気持ちがないと、誰にも見てもらえません。そして、まずは見てもらえないと「もっと見たい」なんて思ってもらえない、応援してもらえないんです。

だから、私はTwitterを使っています。

そこで見て知って、先生の縄を受けてみたいと思った方が道場に足を運んでくださるのも、喜びの1つです。

 

 

・・・

 

 

前編はここまで。後編では、さらに踏み込んだ質問をしていきます。はじめは、緊縛とセックスについて。





緊縛 喜多征一|モデル ake|写真・文 Erina

キュレーター紹介

                                                  

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