瘋癲ノ喜多サン

初夏の湿った空気を大きく吸いながら

それは、初夏のこと、心にわだかまりを持った女性が訪ねて来てくれました。
その後とても女の子らしい可愛いメールをいただいたので、ご紹介しますね。
もちろんご本人には承諾済みです。


喜多先生

昨日は、私のために時間をくださいましてありがとうございました。ご連絡するのに相当な勇気がいったし、とても緊張していましたが、直感は間違っていなかったし、心からお会いできてよかったと思っています。

喜多先生の縛りはとても優しくて、ずっと力強く抱きしめられているようで、いろんなことを始めは考えていたけれど、楽しみたくて考えるのをやめました。とても心地よかった。苦しくて痛かったし、幸せでした。自分の中に流れる血だったり心臓の音が聞こえたし、いつもそうしているように痛みを快感として吸収する時が気持ち良くて。それを暖かく受け止めてくださってありがとうございました。
自分のためだけの身に余る贅沢な時間でした。

帰り道、初夏の湿った空気を大きく吸いながら、ふわふわと自由になったような感覚になりました。高校の時夜寮を抜け出して彼氏に会いに行った時のことを思い出したり。笑
そのあと帰る場所があることも幸せなことです。帰りにスーパーに寄って、日用品を買って、いつもの顔で帰宅しました。

今日は起きた時から、昨日があまりに夢のことのようだったので、撮ってくださった写真を見返していました。こんなに綺麗に撮ってくださって… 私の表情は穏やかで、とても女っぽかった。

あんなに強く締められて掻かれて抓られて痣になるかと思ったけれど、何も残っていない!
でも筋肉痛だったり、ものすごい引き締まった括れができていたり、お肌がつるつるだったり、しっかり見えないところが上品に残っていたのもプロだなぁと変に感心しています。笑

今日はあともう少しだけぼんやりして、涼しい風を感じて、明日からの戦場的な日常に戻ります。縄が解ける時みたいに、寂しい気持ちでいます



キュレーター紹介

逝かせ縄という妙技を操り、多くの女性を快楽の果てと誘う。東京と名古屋に道場を持ち、日本古来の文化である美しい緊縛を多くの生徒に伝承している。美しくなければ緊縛ではない美しい緊縛は気持ちがいい、それは肉体と精神と性が解放されることだ。

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