その他


私を 無の境地 に連れていく縄は
痛みなんて 無い
痛みを堪えきった先に存在するものでは無かった

暖かく 穏やかで 安寧の中にある。
ひとたび 其処に辿りつければ 拡張していく

床縄でも感じた
時空が歪む程 感じていた
もう 会話などできない
身体が喘ぐのです  
身体が波打つのです
ゆっくりと じっくりと 様子を伺う彼の気配すら
かき消す程 何かに包まれ
「セックスなど もう要らない 」
と思わせた
どんどん 快楽の波は色を付けていく
高く低く 色をもつけて 私を包む。

時空が歪むその世界は
なんとも心地よく  
縄をほどかれる時 涙がでた。

駄々をこねる私に 体温を確認しながら
「もう 長すぎるから  …ね」と
解く彼。

縄は 好きな男に抱かれる とよく聞きます。
私にとっては 母胎に還ったようだった
まだ 「わたしが」産まれる前。

激しく荒々しくうつる縄は
穏やかで暖かく神秘の世界へ導く
目に映るものは 全て無であり、投影である
これが わたしの縄の世界

縄は 奥深いものなのか
ただの縄なのか 
答えこそあるのかないのか。

わからないからこそ
魅了されるのでしょうか?

今 思うと
私は自分の中の女の部分とずっと戦っていた気がします。
縄はそれを赦す事を教えてくれた事は確か。


皆様 いいがお過ごしでしょうか?
黒柳蜜子 (黒蜜)は日々 女としていきております。
…いまのところ 笑。


 

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