瘋癲ノ喜多サン

幸せに生きて幸せにする

先日、カップルでおみえになって『寝取られ逝かせ縄』コースをされていかれて後日感想のメールをいただきました。純愛の不倫カップルです、そんなものあるのかと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、はたして結婚生活が純愛なのでしょうか?彼女は彼に出会い、私を知り今はじめて生きてる喜びを感じられるようになったのです。おふたりからのメールの一文をご紹介させていただきます。名前は変えさせていただき差し障りのある文章は割愛させていただきました。

彼からのメール

昨日はミキを縛って頂き本当にありがとうございました。ミキがすごくたくさん縄を感じてくれて…解放されていく姿を見て…すごく嬉しくて…私も縄を感じているようでした。縄の魅力に圧倒され…あっという間に時間が過ぎて…すごく素敵な時間を過ごす事が出来ました。

今回、2人で一緒にスタジオにお邪魔できて、本当に嬉しく思っています。いろいろ大変な事や苦しい事も有ったのですが…それらが全て報われたような気持ちでおります。
特にミキは本当によく頑張って…当日を迎える事が出来ました…彼女が縄をたくさん感じて…すごく解放されて…心の奥底から喜んでくれたのがすごく嬉しいです。日頃から不器用で一生懸命なミキに…とっておきのご褒美になったと思います。





彼女からのメール

まだ縄の余韻に浸って…。からだが敏感になって…心地いい縄にずっと包まれいる感じです。
わたしはひとを愛することも愛されることも自分を愛することも不器用で…いつもうまくいかなさを感じています。
縄を感じると、本当は…愛されたい、さみしい、苦しいんだって気持ちが押し出てきて、気持ちの奥から涙が溢れてきます。
そういった苦しさは小さな頃から感じていて…。本当はただ抱きしめられたいだけなのに、自分から遠ざけるようにうまく表現できなくて…
昨日はこころについた泥が落ちるみたいに…縄を感じたあとはこころってこんなに軽いの…?っていうくらい…自分のこころの奥の本質に触れて、いつのまにか記憶も途絶え途絶え…涙が溢れて。

正直、日常は辛いことだらけです。二人の世界があって、喜多先生の縄があって…からだもこころも救われています。息苦しさから解放されるような…そんな気持ちでもいます。

私たちの絆にSM的世界観は欠かせなく…日常を生きる為に無くてはならない物語です。喜多先生と喜多先生の縄の世界を知り…歪みきったポルノでなくエロスの中で…これからも縄がふたりを導いてくれる様な想いでおります。ますます縄に魅了されたふたりです。これからもお付き合い頂けますと幸いです。長文となりましたが、お礼を申し上げたく、メールいたしました。

昨日は本当にありがとうございました。
私たちにとってとても大切な1日になりました。




どうでしょうか、こんなに相手を思いやるふたり、おふたりとも結婚をされていてお子さんもいらっしゃいます。不埒なふたりでしょうか?夫であり妻であり父であり母である前にひとりの人間です。人は幸せに生きていいのです、いや幸せに生きなければなりません、それがこの世に生まれた使命なのです。なんのためにがまんをしているのですか、それは自分を殺してまでつらぬかなくていけないことでしょうか、なにを怖がって不安になっているのでしょうか、童話のありとキリギリスでは本当にありの方が幸せなのでしょうか、うさぎとカメではカメの方が正しいのでしょうか、本気で考えてみたことがありますか、誰かの受け売り、父や母からの刷り込みその父や母も誰かから刷り込まれたものでその真意について深く考えたこともないのです。そんなものに自由を奪われて幸せになることがいけないことだと思っていませんか、幸せに生きて人を幸せにするのです。



他の男が自分の大切な人を縛る、体を触る。それでも大切な人が苦悩から解放されるならば私は嬉しい。こんなカップルがたくさんおいでなられます。素敵な人たちですね、みんながこんな感情で恋愛が出来たらなんと素晴らしいことでしょう。こんなカップルの男性のほとんどの方が今私から緊縛を習っています。いつの日か自分の手で縄で彼女を幸せにしたいと。私もそれを切に願っています。

こちらこそありがとうございました。



喜多征一

キュレーター紹介

逝かせ縄という妙技を操り、多くの女性を快楽の果てと誘う。東京と名古屋に道場を持ち、日本古来の文化である美しい緊縛を多くの生徒に伝承している。美しくなければ緊縛ではない美しい緊縛は気持ちがいい、それは肉体と精神と性が解放されることだ。

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