その他

‪よく泣く‬
‪縄を知ってから‬
‪よく…泣けます。‬

歳を重ねるごとに‬泣けなくなる。
‪悩みも迷いも‬
‪答えなんて ふたつにひとつ‬
‪誰に相談せずでも‬
‪そんなこと 知っていて‬
‪時は流れるものだとも‬  もう 知っていて‬
‪泣き続けたって変わらないことも‬
‪もう知ってしまったから?

‪泣き方も 鳴き方も 忘れてしまう。‬


よく気のきく彼女とは長い付き合いで‬
‪そんな彼女の涙をはじめて見た。‬
‪人目を気にしながらも‬
‪スッと流れてしまった涙を止めようと‬
‪グラスに残った‬
‪お酒を飲み干そうとして諦め‬
‪顔を押さえた手の先にネイルはない。‬

‪言葉の数は時間と反比例していて‬
‪まとまりのない話は ‬ ただ‬
‪「寂しい …  寂しい…」と聞こえた。‬

触れられなかったのは
‪ギリギリのところで踏ん張る彼女が‬
‪あまりにも綺麗だったから。


‪涙を流さない人はいない‬
‪けれど‬ 涙に流されてはいけない‬

強い女性なんていない‬
‪けれど‬ 弱い女性もいない‬

‪上手に泣けたら‬
‪良い声で鳴ける‬
‪弱くなれた女性は‬
‪強くしなやかで 美しい‬


『歌を忘れたカナリヤは 象牙の舟に 銀のかい
  月夜の海に 浮かべれば 忘れた歌を 思い出す』




‪私は縄が好きです。それと同じくらい女性も好きです(性的な意味ではなく)強く在ろうとする女性は特に好きです。守るものはそれぞれに違います プライドだったり 他者だったり 形有るものだったり…勿論、考え方も違います。それで、其々、ひとりの女性。時間切れで社会に押し出され やがて花は摘まれ、ある日を境に娘ではなくなる。男性がシャボン玉なら女性は風船。しぼんで床に落ちれば忘れられてしまう。それを横目に ちぎっては捨て ちぎっては捨て 歩いてる。女性ってね、柔らかくて わがままで 艶っぽい  …ね、ほら、愛おしいでしょ?    ‬

花は何度でも咲く、種さえ   …あれば     黒蜜‬

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