瘋癲ノ喜多サン

女の美と男の価値

女にとっての美しさとはなんだ。
見かけの肉体の美しさも必要だが、
その肉体をよりしなやかに妖艶に醸し出す
身のこなしや、しなを作る様が重要だ。
そして何よりそれらに品を与える精神を手に入れること。
ほらファッションだ、ボディーラインだ、化粧だ整形だと
表層の美だけにとらわれて
歩き方や姿勢、言葉づかいや気配りがおろそかになれば
そこに美は存在しない。
女性としての価値は半減してしまう。

男にとっての価値とはなんだ。
表層の価値として、もちろん清潔でイケメンで背が高く
社会的地位(稼ぎがいい)のが一番だろう。
しかし、人生が上手くいっているときはそれでもいいのだけれど
人生は平たんな道のりばかりではなく、
まぁ山あり谷あり予測不能な出来事ばかりが起こりうるわけで、
とてつもない事態に巻き込まれることもしばしば。
そんな時に動揺することなく、冷静に最善の解決策を見出し
勇気を持ってその事態に挑める、揺るぎない精神力、胆力を兼ね備えた男が必要だ。
それを手に入れるためには、若いうちから時として危険とも思われることに臆することなくチャレンジをして、
もうこれは乗り越えることが出来ないかもしれないと絶望するような体験を数多くすることだ。
経験に勝るエクササイズはないのだから、

女は本質的な美を磨き
男は揺るぎない精神を鍛錬する。
これが人生における最高の目標だ。
そしてひとつまたひとつと手に入れてゆく成果が
幸せを呼ぶのだ。



 

キュレーター紹介

逝かせ縄という妙技を操り、多くの女性を快楽の果てと誘う。東京と名古屋に道場を持ち、日本古来の文化である美しい緊縛を多くの生徒に伝承している。美しくなければ緊縛ではない美しい緊縛は気持ちがいい、それは肉体と精神と性が解放されることだ。

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