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緊縛と女風

……突然だが、
 
女性用風俗、略して『女風(じょふう)』を利用するようになった。フーゾクというくらいだから、性的な行為をするサービス業だ。「男性のいちばんかたいところ」を「女性のいちばんやわらかいところ」に挿入するのは禁止だが、それ以外のアダルトな欲望はおおむね満たしてくれることになっている。
 
気になるのが、「緊縛」がプレイリストに入っているところ。えっ、えっ、オイルやパウダーで全身くまなくマッサージをするのにどのタイミングで縛るの!? 縄に油吸っちゃわない? 使い捨て? いや、そんなわけないよな……など、初心者すぎて分からないことばかり。
 
お店によっておおまかな施術の流れが決まっており、慣れてきたら自由にカスタマイズをしていくのだが、通常コース以外にユーザー側の希望として加えるオプションの料金を有料と無料で明確に分けているところもある。たとえば、「玩具の使用」「目隠し」「言葉攻め」「拘束テープ」といったソフトSMと呼べるプレイまでなら無料だが、「緊縛」は有料になる。本格的な技術が必要になるし、体得するには費用も時間も精神力もかかるからだろう。一方、店側にそのようなプレイリストが特にない場合は、セラピスト個人の特徴として「緊縛」を売りにするのが許されており、縄やムチといった道具を使っていても通常価格と変わらなかったりする。
 
求めているものが「緊縛」であれば、喜多道場のようにプロの緊縛師がいるところに身をゆだねるほうが断然いいとおもう。次に、SM全般を専門として幅広いプレイができる風俗店。でも、そこまでストイックじゃないほうがいい、イチャ甘な気分も味わいたい、お風呂も一緒に入りたい……と、カップル要素の強いプレイがお望みならやはり女風がおすすめだ。

「この先、開拓していくぞ」という小さな宣言をする前提でわたしが持っている現状のイメージを伝えると、緊縛を女風に求めるのはもしかしてナンセンスなのでは? 身体を縛る、という数を踏んでいる回数が人によりけりで超ピンキリなのでは? ……である。あまり詳しくは言わないが、それで「緊縛できます」ってアピールしちゃまずくない!?って例もすでに見ている。
 
施術者はセラピストと呼ばれ、全国に約6,000名いるといわれている。どこかの店舗に所属して働いている人の概算がそれだ。そのなかでも、はっきり「緊縛」を売りにしている人をそれほど多くは見ない気がする。……まあ、わたしの検索力なんてたかが知れているけど。

そんなワケで、女風のうまみを味わいながら縄もできるご主人さま的なセラピスト氏を求めて、細々とやっていきたいとおもう。もし、めっちゃいい人いますよ!って情報をお持ちのかたは、ぜひわたしのTwitter経由で教えてほしい。

キュレーター紹介

五反田道場の縄受け手。猥談バーの民。なんでもありなフェチフェスのBlogでライターをしています。

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