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自縄自縛の私



自縄自縛の私

女による女のためのR-18文学賞の大賞をとった、蛭田亜紗子の小説が実写化された映画。
「女による女のためのR-18文学賞」とは、女性だけが応募でき、女性編集者と女性作家が選考する、“女性による女性のための性を描いた小説”の文学賞です。

緊縛の取り入れられた作品は、どこか偏見などでコメディ要素で描かれていたり、男性目線で描かれていたり、
非日常”違う世界”として扱われていることが多いと思いますが、こちらの作品は、どこにでもありそうな現実世界、普段の生活の中に緊縛が取り入れられています。

学生時代に自縛にハマって自宅で楽しんでいた主人公はそれが彼氏に晴れて別れることになり、
しばらくは自縛を封印していたのですが、会社でのストレスから今度はさらに本格的に自縛を始めるようになり・・・
映画の中には、SEX依存症の同僚、熟女好きの元カレ、女装緊縛をしている常務等々、様々な性癖のキャラクターが登場します。

誰でも、人にはいえない愉しみを持っている
というキャッチコピーがついており、
特殊な性癖に対して偏見や嫌悪持つ人が寛容になることができる映画なのではないかと思います。


 

キュレーター紹介

当Webメディア「SMLuxury(エスエムラグジュアリー)」でBDSMに関する情報発信を行う編集者。

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