瘋癲ノ喜多サン

紐縄綱 (1/2)

縁あって
緊縛なるものに出会ったのだけれど
それはそれは奥が深いのだ
というよりも日本の文化そのもの
まず着物はすべて紐で縛ってとめる
着物自体が緊縛なのである
緊縛と着付けはよく似ていると言われる
上手い緊縛は痛くも苦しくもなく美しい
上手い着付けは苦しくなく着崩れがしなく美しい

日本は紐、縄、綱の文化だ
組紐は
仏具・経典・巻物・茶道具・刀剣
などの飾り紐として使われる
注連縄で神域と俗界を分け
魔除けなどに用いる
横綱とは神の依り代であることの証
神社そのもの
紐、縄、綱それは
引き締める
厄や禍を祓う
守る
飾る

麻縄で人を縛る
下手人を縛るにも位に応じて縛り方が違ったらしい
死罪のなるものでも位を敬って縛る
春夏秋冬によって縄の色を変えた奉行所もあるとか
奉行所(縄師)よってもイメージカラーがあったらしい
なんとも日本らしく粋である

モデル:さつき
撮影:けんさん





































 

キュレーター紹介

逝かせ縄という妙技を操り、多くの女性を快楽の果てと誘う。東京と名古屋に道場を持ち、日本古来の文化である美しい緊縛を多くの生徒に伝承している。美しくなければ緊縛ではない美しい緊縛は気持ちがいい、それは肉体と精神と性が解放されることだ。

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