その他

緊縛 更新されていく脳の引き出しと感覚

暑い日が続きますね。
もう5月も中旬が過ぎました。
前回の投稿から少し間があいてしまいましたが、第2話です。

喜多先生に初めて縛られてから、約1ヶ月後2度目の緊縛。それから機会あるごとに縛って頂いた。
当時、抱えてきたものに向き合ってこなかった私は適当な何も感じない刺激に触れる日々に流され限界だった。何かを誰かを探していた。そんな自分から逃げたいと、そして壊したい壊されたいただそれだけに「縛られたい」が必要だった。逃げていた私に、いずれ自分と嫌でも向き合わされるとは想像もできるはずもなかった事。

2回目の緊縛。私の脳に小さな変化を感じた。
背後で感じる期待感。両手首を優しく掴まれ縄をかけていく。縄が肌に触れる感覚を脳が追う。この時既に雑音が消える。縄を肌に滑らす音と先生の息遣いが聞こえるだけ。私は私の内に内に入っていく事を感じた。今思えば瞑想に入る瞬間と全て委ねた瞬間。どう縛られたかは覚えていない。後で頂く写真で知る。喜多先生の縄は私をどんどん入り込ませ肌に馴染んでいった。一縄一縄丁寧に体を包み込むように縛り手の体温も感じながら、きつく全身を縛られ身動きが取れない状態なのに、気持ちいいという事。拘束の中の安堵感。何故かほっとする時間。与えられた快楽の場所で自分だけの特別な時間に没頭できる。無になれる。でも自分から逃げられる訳ではない。
縄が解かれはじめると私の脳がじわじわと動いた。全身が火照り解放感を味わいぐったりと眠ってしまった。直ぐには立てない。そして一つ目の快楽へ導く脳の引き出しができた瞬間でもありました。
その当時先生にもう1人の自分が脳内にいる様だと伝えたと思います。自分でも理解できなかったけれど、当時はその表現しかできなかった。後に私の頭の中でエンドルフィンが出ていたからなんだよと喜多先生に教えて頂きました。
それからというもの、縛られたい欲が日々増していきました。
縛られる回数を重ねれば重ねるほど、私は瞑想の奥へ奥へと入り込むようになりました。その度に脳の引き出しが更新され、体のあらゆるところにスイッチが出来たように感じます。
もちろんその度に情緒もを絡め感じる場所も違います。手を触れるだけで、一縄が触れるだけで、今では喜多先生が背後に座るだけで周りが見えなくなる。聞こえなくなる。この瞬間が堪らなくて仕方ないのです。縛られている最中に自身でも、「ここで入った」と感じる事ができるようになり、そしていつものようにその後は覚えていません。キツくきびしい縄なのになぜかあたたかい縄。喜多先生の緊縛の虜になった1人です。

またその後はそのうちに...w。
お体にご自愛ください。

前回の投稿を読む【私が喜多先生に初めて縛られた日】

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