瘋癲ノ喜多サン

恋の奴隷

明治の初頭にはまだ性欲という言葉がなくそれに相当する言葉として、
色情、淫情、淫慾、情慾、春情などが使われていた
情けという文字がよく使われいたり
欲にも下に心があったり
やはり男と女の間には情緒がなければ成立しなかったのだろう
色であったり春であったり、なんとも艶めかしくも心踊る文字が使われていたんだ
日本という国の色恋は
春画に描かれるように、おおらかでふぉんわりとして、
どことなくコミカルな感じがするものかとおもいきや
その反面、艶やかでありながら、情念たっぷりに
暗く陰鬱で淫靡な香りを漂わせるものもある
欧米のポルノグラフィに踊らされず
春画や緊縛の世界観のような情緖たっぷりの色恋をかなでて行くのが日本人的なんだ





 

キュレーター紹介

逝かせ縄という妙技を操り、多くの女性を快楽の果てと誘う。東京と名古屋に道場を持ち、日本古来の文化である美しい緊縛を多くの生徒に伝承している。美しくなければ緊縛ではない美しい緊縛は気持ちがいい、それは肉体と精神と性が解放されることだ。

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