その他

一期一縛 (2/2)

日常的にイベントに出入りしたり夜の街を飲み歩いていると、
自ずと似たような性趣向の方に出会うことがあります。
お付き合いする方も、ほとんどがS志向の方でしたし、
色んなフェチの方に出会うこともありました。
どんなフェチがいたか?は、また別の機会にするとして、
その中には緊縛をやっている人も勿論いましたし、
縛らせてほしいとか、縛ってあげると口説かれたこともあります。


それでも、理想が高くなっていた私は、
それらの誘いを一切受け入れることがありませんでしたし、
信頼をしている人や、お付き合いをしている相手だったとしても、
ボンテージテープで四肢拘束までしか許しませんでした。

だって、いい人だから、信頼のおける人だから、好きだから…
なんていうのは、きちんと縄が打てるという裏付けにはなりませんから。


そうやって遠回りした結果、私は身体を預けてもいいと思える人や
場所に出会うまでに、7年かかってしまったのですが、この時間は
納得できる環境に出会うまでには必要な期間だったのだと思います。


10代の頃、私はセックスの初体験を好奇心と軽い気持ちで体験して、
それが原因なのか未だにセックス観を拗らせているのですが、
どんなことでも、初めての体験が基準値になるんだなと
今になって実感しています。


ですから、受け手の方も縛り手の方も、これから初体験を迎える方には、
自分が納得できる環境と相手で緊縛を体験してもらいたい。
好奇心や軽い気持ちで経験して後悔することの無いように
してもらいたいな…と、老婆心ながら思うのです。

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