瘋癲ノ喜多サン

2020年を振り返りまして

みなさまお疲れさまでした。
コロナに始まりコロナで終わった2020年、重く息苦しい一年でしたね。
世界中で同じ問題を抱え、人類の危機を感じ人間の無力さを改めて知らされました。
誰もが自分が生きている間に、こんなことが起こるなどと夢にも思わなかつたことでしょう。
本当ならば、オリンピックに沸き世界中から観光客が押し寄せ、日本経済は順風満帆のはずの2020年
観光業、飲食業、鉄道航空業界等は、天国から地獄
そして、何より医療従事者のみなさま、こんな簡単な言葉で申し訳ありませんが、心より感謝しています。
ありがとうございます、大変お疲れさまです、誠にありがとうございます。



私個人としましては、例年より多くの方々との出会いがあったかと思います。
この閉塞感の中。心が疲れてしまった方には緊縛セラピーをさせてもらいまして、
結構な数の方がお見えになられました。
人間は辛い中でこそ、いっ時でも現実から離れ、非現実の世界に身を投じることが必要だと思っています。
コロナ禍での感染防止での自粛は必要でしょう。しかし、楽しみを全て排除してしまっていいのでしょうか、
そんなことをしては、精神を病んでしまいます。
全てがリモートでいいのでしょうか、生身の人間が出す、気やエネルギーは心にダイレクトに衝撃的な感動を与え、それは最高のストレスの発散になります。



そんな想いから、非常事態宣言後の6月から毎月、出来る限りのコロナ対策はさせていただきまして、緊縛ライブを行いました。
ありがたことに、予想を超えるお客様にお越しいただきまして、嬉しい限りでした。
私の緊縛ライブでは、ステージの上で私がよもやま話をする以外、お客様が口を開くことはなく、静かにみなさん観入っていただけます。
後は、モデルのうめき声ですがこれはまるで飛沫は飛びません。そして密にならないように収容人数の半分程度で入場していただきましたので、
現段階では、感染者が出たとの連絡はいただいておりませんので、結果的にはライブを開催してよかったかと思います。



あれだけ避難していたAVにも出演しました。なぜ出たのだろうと思う方も多いかと思いますが、
世界に私の縛りを知ってもらうには、AVが手っ取り早いのです。日本AVの人気は世界でも凄いのです。
あらゆる国のポルノサイトで観ることが出来、緊縛の教科書はAVになっているのです。
そこで今回シネマジックさんと川村監督のご好意により、私の縛りをドキュメンタリータッチで全面的に取り上げていただき、出演の機会となったのです。



ただ誠に申し訳ないことに、AVマニアには多分全くうけないと思います。私の縛りが1時間程あるのですがそのほとんどが、下着を着けている状態なのです。
緊縛マニアには、なかなか面白い出来になっているかと思うのですが、私のシーンではまるで抜けません。
前半は、私が嫌う緊縛のスタイが繰り広げられます、これぞAVといった具合です。ここで監督の意図として、
前半と後半では、緊縛という括りとしては同じなのですが、内容が全然違います。ポルノかエロスか...
そして、最後に女優はどうなるのか、どちらが美しい逝き姿だと思いますか...と投げかけているような気がします。
AV版ヌーベルバーグのフランス映画のように、私は感じました。
AV的には駄作なのかもしれませんが、アート作品として、これは不朽の名作になることでしょう、素晴らしい作品です。



そして今年もたくさんの人が縄を習いに来ました。
7、8割の人は、次回は来ません。なぜなら、まるでエロくなく部活のようだからです。
細かいうるさい難しい、でもよく考えください。女性を縛るのですよ、しかも気持ちよくなるようにもちろん安全に、
そんなに簡単じゃありませんよね。そして男として魅力がないと女性は縛らせてくれません。
身だしなみも内面もいい男にならないと緊縛は成立しないのです。
それでも今年も熱心な生徒さんが増えました。なので喜多道場は大忙し、私は休む暇もなく毎日縄と戯れていました。
なんという幸せな日々なのでしょか喜びの日々でした。



みなさま今年も大変おせわになりました。
心から感謝しております。
ありがとうございました。



来年はコロナもひと段落つきみなさまの顔にも、心からの笑顔が戻ることだと思います。
後少し、小さな悦びを見つけて頑張りましょう。

よいお年をお迎えください。

喜多征一



 

キュレーター紹介

独自に染め上げた色鮮やかな染め縄を使った緊縛が特徴。自身も緊縛師として全国で活動する傍ら、日本におけるBDSM(bondage, dominance and submission, sadomasochism)に関する文化や価値観を改めるための活動を精力的に行っている。当Webメディア「SMLuxury(エスエムラグジュアリー)」では、編集長としてBDSMに関する情報発信を行う。

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