その他

死に至る病 (1/2)

今日は緊縛に関わる人に、きちんと知っていてほしい
身体についてのお話を、私が知っている範囲で書きたいなと思います。

緊縛での事故というと、多くの方が腕の痺れ、痛みや麻痺の話をされます。
これの多くは「橈骨神経麻痺(とうこつしんけいまひ)」を代表とする
神経麻痺のことだと思われますが、こちらは事案として有名なので、
十分に留意していらっしゃる方が多いと思います。
では、「血栓症」については、どうでしょうか?
みなさん、何か気をつけて対策されていますか?

血栓症とは、鬱血や外傷などで血流が悪くなることで
血管の中で血の塊ができ、それが血管内を移動して
弱っていたり細くなっている血管を詰まらせる(血栓)
ことで引き起こされる症状です。
万が一、詰まってしまった血管が心臓や肺や脳に関する部分だった場合、
心筋梗塞や肺血栓症、脳梗塞によって、最悪の場合は死に至ることもあります
血栓症での死亡例としては、長時間、同じ体勢でいることによって起こる
「エコノミークラス症候群」が有名です)

ここで是非、知っていてほしいのは、
血の塊の出来やすさは人によって違うということ。
海外ではキスマークをつけたことが原因で血栓が起こり10代の男性が
脳梗塞で死亡したという嘘みたいな話(※1)も起きているのです。
たった数秒、圧迫するキスマークで血栓が出来る人もいるのですから、
それよりも強い負荷がかかる緊縛で出来ないはずが無いのです。

さて、それでは、あなたは血栓ができやすい人ですか?
できにくい人ですか?そんなこと、聞かれてもわかりませんよね。
私も自分の血栓のできやすさなんて解りません。
でも、煙草も吸うし、高カロリーなものも摂取しますし、
日常的にストレスも抱えていますから、
もしかすると出来やすいタイプなのかもしれないな…とは思っています。
 

(※1)このニュースを詳しく
http://blog.fujitv.co.jp/goody/E20160905001.html

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