瘋癲ノ喜多サン
強烈な残像の別れ
印象に残る別れ
相手の人生に
強烈な残像を
さばさばと
あまりにもさっぱり
未練や心残りの顔を晒さず
最終の決断
事務的な表情の男が哀愁の微笑みで
「残念ですけど、、、
とても勉強をされたんですね
うんうん、、、
ではこのあとは粛々と」
「はいよろしくお願いします」
規格外の長さのエスカレーターの
下りのはじまりに足を乗せる
その前に反転して深く一礼
半ばにさしかかると
ガラスに反射する男の姿が
うっすら目に入る
エスカレーターを下りきり
一歩あゆみだし
出口手前で
振り返り
最後の一礼
強烈な残像の別れだ
もうそろそろ
別れの季節がはじまる
相手の人生に
強烈な残像を
さばさばと
あまりにもさっぱり
未練や心残りの顔を晒さず
最終の決断
事務的な表情の男が哀愁の微笑みで
「残念ですけど、、、
とても勉強をされたんですね
うんうん、、、
ではこのあとは粛々と」
「はいよろしくお願いします」
規格外の長さのエスカレーターの
下りのはじまりに足を乗せる
その前に反転して深く一礼
半ばにさしかかると
ガラスに反射する男の姿が
うっすら目に入る
エスカレーターを下りきり
一歩あゆみだし
出口手前で
振り返り
最後の一礼
強烈な残像の別れだ
もうそろそろ
別れの季節がはじまる
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