瘋癲ノ喜多サン

温かい抱擁の縄

名古屋道場閉鎖、誠に申し訳ありません。
通っていただいていた生徒さんを
途中で放り投げるような形になってしまい、
本当に心苦しいです。ごめんなさい
何かいい方法がないか考えてみますので、
少しお時間を下さい。

今回の件で想うことを少しお話しさせていただきます。
永士は人に教える程の技術はありましたが、
心が少し弱かったようです。
それは若さと言っていいでしょう。
緊縛とは心技体全てが整っていなければなりません。
受け手である女性を全ての面で抱擁するからです。
そうなりますと、やはりそれなりの人生経験と
苦難を乗り越えた本当の意味での大人の男、
漢でなければいけないのです。
緊縛は誠に奥深く私にとっては、
哲学や思想や宗教のようなものなのです。
そして今や人生そのものに
それを30代の青年に任せた私に全ての責任があります。
私の人生の半分ほどの経験の若者は耐えることが出来ないのも
致し方ありません。
それによって多くの生徒さんにご迷惑をおかけしたことを
今一度お詫びさせていただきます。
本当に申し訳ございませんでした。

私が紐とく縛道は、
緊縛を学びながらより良い人生を謳歌するものです。
女性に快楽をもたらしながら共に人生を豊かにすることです。
ここで終わりではなく死ぬまで追求してください。
ここから先、あなた自身の想いの緊縛で女性を悦ばせるのです。
安全で温かい抱擁の縄、それだけでいいのです。

喜多征一

撮影:ミキさん




 

キュレーター紹介

逝かせ縄という妙技を操り、多くの女性を快楽の果てと誘う。東京と名古屋に道場を持ち、日本古来の文化である美しい緊縛を多くの生徒に伝承している。美しくなければ緊縛ではない美しい緊縛は気持ちがいい、それは肉体と精神と性が解放されることだ。

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